書 誌 情 報 |
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みちのく「小さなえき」まつ子の部屋 |
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著者 : 佐藤まつ子 由利高原鉄道株式会社 秋田県由利本荘市矢島町 2017 定価 1300円(本体価格 1,204円) |
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感 想 ・ 内 容 紹 介 |
秋田に行く機会があった。私の知人が秋田市から由利本荘市を往復しているという。それで由利本荘市というのを知り、そこに行ってみようと思った。地図で調べると由利高原鉄道というのがあった。これだと思った。私の父が国鉄マンだったせいか、私は鉄道に乗るのが好きだ。特にローカル線は情緒があってさらに好きだ。 JR秋田から羽越本線を上って羽後本荘まで特急で一駅。羽後本荘駅から三セクの由利高原鉄道「鳥海山ろく線」が出ていて終点は矢島駅だ。この矢島駅の売店「まつ子の部屋」の主が著者の佐藤まつ子さんだ。 一日一往復の「まごころ列車」に乗ると「秋田おばこ」が列車アテンダントとして乗っている。まつ子さんは初代アテンダントだ。このアテンダントさんが矢島駅の売店のおばさんはとってもユニークな人だと紹介していた。 肝心の著書の内容。この本はまつ子さんのこれまでの人生とブログを綴ったものだが、前半の若かりし頃の話しはつい涙せずにはいられなかった。でも、持ち前の精神的バイタリティーでそれを乗り切る。是非一読を勧めたい。 まつ子さんはテレビの取材も受けていたらしく、テレビ見てきたのかと聞かれた。私は何の予備知識もなく鉄道に乗りたいだけで偶然矢島町に行ったのだが、今までの旅の中でこんな出会いをしたことがない。 本の購入もさることながら、「鳥海山ろく線」に乗ってまつ子さんに会いに行くのもお薦めだ。 「まつ子の部屋」 〒015-0404 秋田県由利本荘市矢島町七日町字羽坂21-2 由利高原鉄道 矢島駅構内 電話 0184-55-4500 |
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